大学を卒業してから、航空管制業務や、ヘリコプター事業の運航調整業務など、航空機にまつわる仕事をしてきました。ドクターヘリの運航管理の経験もあります。NAFSではその経験を活かし、飛行場運営業務に貢献できると思いました。
Recruit 採用情報
先輩社員の声
- T.Oさん 2016年入社
- セーフティ業務部 場面管理課
- プロフィール
- 航空自衛隊と一般企業の2社で、航空機の運航支援業務に従事。2016年に中途入社後、成田国際空港株式会社へ出向し、ランプコントロールを5年間経験。現在はセーフティ業務部場面管理課に勤務している。
NAFSを志望した理由
今までの経験を活かし
飛行場運営業務に貢献したい
現在の仕事内容
飛行場内の安全と秩序維持のために必要不可欠な仕事
私たちが管理しているのは、一般の方が立ち入ることができない飛行場の「制限区域」と呼ばれるエリアです。仕事は「場面点検業務」と、「制限区域内車両運転者講習」の大きく2つに分けられます。
場面点検とは、飛行場内で航空機や業務車両が走行する区域を点検し、正常な状態を維持管理する業務です。主に「滑走路・誘導路・エプロン地区及び車両通路の点検業務」「異常運航や航空機事故対応」「バードストライク対策」「小動物・障害物などの排除」「冬季の雪氷調査」「航空機及び車両の先導業務」の6つを行います。また、航空機が安全に運航できるか、滑走路、誘導路やスポットの閉鎖が必要かなど、航空機の運航に影響を及ぼす事項について適切に状況を把握し、ランプコントロールや管制官へ報告を行う重要な役割も担っています。飛行場運用の安全と秩序を維持するため、必要不可欠な業務です。
毎週実施している「制限区域内運転者講習」は、制限区域内で車両を運転するすべての方が対象です。制限区域では航空機と車両が同じエリアを走行するなど、通常の道路とは大きく異なります。成田国際空港株式会社が定めた運転ルールや、その特殊性について十分理解いただき、車両事故やトラブル防止に役立てています。また、エプロン内の車両交通秩序を確認するためエプロン巡回や、スピードチェックなどランプパトロールを行っています。
ある1日のスケジュール
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8:30
出社後、前日の場面点検業務日誌の確認、メールチェック -
9:00
場面点検業務日誌の確認及び回覧、各種記録の転記及び確認 -
10:00
勤怠管理システムによる場面管理課員の勤怠管理業務 -
10:30
リース会社や代理店と、場面点検車両の更新打ち合わせ -
12:00 昼休み
-
13:00 社内会議準備
-
13:30 社内会議
-
15:00
ランプパトロール準備作業 -
15:30
ランプパトロール実施 -
16:40
ランプパトロール終了 -
16:50
ランプパトロール報告書作成 -
17:30
ランプパトロール報告書提出 -
17:40 退勤
仕事のやりがい
平穏な成田空港で
楽しそうなお客様の顔を見る喜び
帰宅時に通過する第2ターミナルビルの旅行客の方々が、楽しそうにしているのを見るときにやりがいを感じます。場面管理の仕事は些細な見落としが大きな事故につながることもあるため責任は重大ですが、飛行場の安全に貢献できていると思うと、やりがいがある仕事だと思います。
今後チャレンジしたいこと
後輩の育成に備え
各種マニュアルや資料を作成
現在、場面点検は朝6時から0時までの2交代で対応しているのですが、今後数年以内に予定している24時間対応化に向けて、インフラ整備と体制強化を行っていきたいと考えています。また、教育環境を充実させるため、各種マニュアルや関係資料を作成し、課員が不安なく業務に従事できる環境を整えていきたいです。
NAFSの好きなところ
風通しのよい職場
若い社員の意見が刺激になる
ことも
風通しが良い環境であることです。誰にでも発言権があり、若い社員も意見を発してくれるので刺激になります。とても良い環境だなと思います。
休日の過ごし方
家でのんびりが定番
長期休暇では帰省することも
平日と同じ時間に起きて主に家事(掃除、洗濯、アイロンがけ、靴磨きなど)をしています。合間に子どもと遊んだり犬の散歩をしたりといったところです。長期休暇では、地元の北海道に帰省することもあります。
学生へのメッセージ
飛行場の安全を支える一員として
誇りを持って働いてほしい
飛行場面点検業務は、航空機の運航の安全を担う重要な業務です。航空事故はときに些細なことがきっかけで引き起こされることがあるため、正確な判断と細心の注意が求められます。落ちている物を回収しエンジンへの吸引を防ぐ、鳥が衝突しないよう駆除するなど、事故に繋がる危険の芽をひとつひとつ摘んでいく地道な作業です。
また、仕事をする上でコミュニケーションとチームワークも重要な要素となります。ランプコントロール、管制官、運航関係者、その他関係機関と連携し、円滑かつ適切に問題解決に向けて業務を遂行していかなければなりません。そのためには的確な情報伝達能力と協力が必要不可欠です。
大きな責任感を伴う仕事ではありますが、自身の努力と貢献が飛行場運用の安全と効率に寄与する、とてもやりがいがある仕事です。飛行場の安全を支える一員として、誇りをもって活躍して欲しいと思います。
※掲載内容は2024年1月時点のものになります。