NAFS

航空機の安全・円滑な運航のため飛行場面の危険を徹底的に除去

「場面(じょうめん)」とは「飛行場面」の略称で、滑走路や誘導路、エプロン(駐機場)など、航空機が走行する場所を指します。場面管理業務は、一般の方たちの立ち入りが制限されている「制限区域」を、正常かつ安全に維持・管理することが仕事です。

場面管理業務の特徴

飛行場面にある危険に目を凝らし
徹底的に取り除く
航空機が安全・円滑に運航するために、滑走路、誘導路、エプロン地区の危険を徹底的に取り除くのが私たちの仕事です。主には、1日4回、2人1組で場面点検車に乗り込み、制限区域内を運行しながら、長い場合は2時間近くをかけて目視で定時点検を行います。航空機部品などの落下物、舗装路面の剥離、燃料やオイルによる路面の汚損、侵入した小動物など、どんなに小さな異変も見逃さず、素早く適切に対処することが求められます。
このような現場対応において、航空機の運航への影響有無、滑走路閉鎖の必要性などを判断し、ランプコントロールや管制官へ報告するのも私たちの役割です。
業務上、ランプコントロールとの関係性も深いため、成田国際空港株式会社へ出向し、ランプコントロール業務を経験することもあります。ランプコントロール業務では、エプロンエリアの航空機に対する走行許可や指示、場面車両に対する指示、連絡を行っています。
現場の円滑な業務のために
当たり前のことを当たり前に実施
現場で働く場面管理メンバーの勤怠管理、物品調達、関係機関との調整業務も場面管理業務の重要な業務です。現場での作業が円滑に進められるように、車両・機器に不具合が発生していないか、作業に必要な物品が不足していないかなど、細かな事を確実に行うことが求められます。
制限区域内での専門性の高い
車両運行を幅広くサポート
制限区域内は道路交通法適用外のため、成田国際空港株式会社が定めた運転ルールがあります。車両の運転にも専門の資格が必要で、取得のための講習会及び試験を実施するのも業務のひとつです。また、VIPを乗せた航空機や、新規就航の航空会社の航空機を誘導するなど、制限区域内での車両に関しては私たちが信頼と責任を担う立場です。黄色い「フォロミー」カーとともに、日々、場面の安全を守っています。

仕事内容と働き方

担当エリア
滑走路、誘導路、エプロンエリア
主な仕事内容
2つの業務に大別されます。

01シフト体制の現場業務

シフト体制で制限区域内を正常な状態に維持・管理

勤務形態
交替制勤務
服装
制服
主な
仕事内容
  • 制限区域の場面点検
  • 制限区域内のパトロールや車両事故対応
  • 異常運航、航空機事故などへの対応
  • 航空機及び車両の先導業務
  • 獣類、障害物などの発見、排除
  • バードストライク対策の実施

02事務作業中心の日勤業務

現場運営を円滑に行うための事務作業や、関係機関との事前調整を行う

勤務形態
日勤(09:00~17:40)
服装
ビジネスカジュアル
主な
仕事内容
  • シフト勤務者の勤務管理
  • 関係機関との調整、契約業務
  • 制限区域内車両運転講習
  • 使用備品、車両の管理
  • バードストライク対策方法の検討
  • ランプパトロール業務
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